毎日のように聞かれるチャットGPTをはじめとするAIのお話。
確かにAIの進歩は技術としては大切なものかと思われます。
しかし、AIが集めてくる論拠はネット上に転がっている玉石混合のもの。
ウィキペディアの例を出すまでもなく、ネット上には大量の嘘が書き込まれています。
その中でも私が悪質だと感じているのは
エコハウスやパッシブハウスの専門家として講演している人たちが
一次ソースのないものを「●●国では・・・」と言って自分のエコハウスの正当性を主張するもの。
もちろん環境派を自認する彼らの研究や目標は正しいことも多いので尊敬には値するのですが
こと海外の話となると眉唾が多いです。
建築の専門家が言語能力にたけているとは限らない、この点が大事なのです。
国の役人と教授がヨーロッパのバリアフリーは進んでいるという結論のために
一部の例しか報告しないのと同じで、海外の話は曲解だらけ。
(パリやロンドンの地下鉄のバリアフリー性は全くないに等しい・・・)
特に窓の話なんかは眉に唾がつきすぎてポマードみたいになっています。
日本の窓が弱いのは真実ではありますが、嘘までつくのは許せません!
いい家を求める皆さん、いや設計者の皆さんも、「海外では」が出たら気を付けましょう。
嘘は、ダメ!ゼッタイ!
チャットGPTに聞いてみましょう「日本以外ではアルミサッシは使用禁止ですか?」
<追記>
アメリカでは半分の州がアルミサッシ禁止とかいいますが、デマだと思われます。
樹脂サッシを勧めるためにこれ言い出したら要注意です。
極寒のNYのメーカーですらアルミサッシを戸建てに供給しています。
「断熱基準が満たされていないから実質的に禁止だ!」ってのは詭弁ですね。
そもそもその基準も事実か怪しく、環境のためであっても嘘は許さないのが私のモットーです。
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