イタリア中部地震は結構な被害で
建物の被害は数千軒に及ぶとか。
被災された方にお見舞いを申し上げます。
マグニチュードは6.3ですから日本では割と起こる規模ですが
やはり直下型は恐ろしく、あれだけとはいわずとも相応の被害はでそうです。
その日本の被害の少なさを学ぶべしという声が地元メディアにあるそうですが
市民の反応はいまいちとか。
石造り文化に免震や制震を取り入れるのは難しいでしょうし
伝統的な街並み文化への敬意というものが日本とは大違いです。
おそらく市民たちは同じ街並みを再現していくことでしょう。
「先人が時間をかけて築いてきたものこそが完成形であって
簡単に手を加えてはいけない」という声もあるようです。
もちろん被災者の中には今後耐震を考える人も多いでしょう。
まだまだ行方不明者が多い中でこのような話題は不謹慎かもしれませんが
議論が行われた結果、どの方向に落ち着くのかに興味があります。
安全と景観は相反するものではありません。
ただ、機能と景観が相反するものだとすると・・・
日本のような機能一辺倒の軽くて冷たい街並みになってしまわないように
してもらいたいですね。(機能と景観も相反しないはずなのですが)