私事ではありますが、飛行機の操縦士の試験に合格しました。
小っちゃい飛行機ですしアメリカの免許ですから
プロパイロットになろうというわけではないのですが。
この機齢30ウン年の小さいのが訓練の相棒です。
構造上重要なところはしっかりと維持されていますが
内装などは、すばらしくぼろぼろです。
しかし、なりは小さくても一通りの設備と計器はついていますから
旅客機には変わりありません。(トイレと機内食はありませんけど)
大変アナログな感じですがそのほうが飛行機って感じがします。
これはクロスカントリー中の写真で、なんにもない砂漠をどんどん進むんですが
知らない土地に向かっていく不安感と高揚感の入り混じったものは独特です。
もちろん老齢の飛行機による不安感もあります。
無線を聞いてて驚くのが日本人の多さです。(英語の発音でわかります)
米系中小エアラインのパイロットとして働いている人や
インストラクターや私のような訓練生も相当数が飛んでいます。
もっと若いうちに始めてれば、そんな道もあったかもな・・・などと考えてみたり。
そう、30台を前に始めた訓練ですが、細切れに渡米するために
なんと6年!もかかってしまいました。
下手だったからではありません、、、多分。
ある年なんて滞米日数3日で飛行時間がたったの4時間ですから非効率のきわみです。
二週間づつ渡米できたなら多分3回で取れたでしょう。
後悔は忘れることにして、遅ればせながら私も夢をかなえた人間になりました。
生まれて初めてのうれし泣きだったかもしれません。
生まれて初めてあんなに集中して勉強しました。
もし何か人生でチャレンジしたいことがあるのなら若い方がいい。
心からそう思います。
時間が出来たら、なんて自分に言い訳してても前には進まないことを
痛いほど良ーくわかりましたとさ。
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