さて、ジャンコクトーに敬意を表したあとは
パリにもどってカーテンの生地屋さんと交渉したのですが
取引の部分は書いても読んでも面白くないので次の日からです。
早朝にオルリー空港からトゥールーズへ。
そこでレンタカーを借りてフランスで一番美しい村といわれるサンシルラポピーまで行きます。
レンタカーとナビを借りているのでいつもみたいに迷わなくて快適。
(ヨーロッパの街はナビがないとかなり迷います)
途中カルカッソンヌという城塞都市を見学。
なぜならば「カルカッソンヌを見ずに死ぬな」と言われているからです。
城門をくぐるとそこは“千と千尋の神隠し”のように城下町が続きます。
でもね、でもね、モンサンミッシェルもそうだったんだけど
もう少し観光化されてないとこに行きたいの。
現代の状態なら見ないで死んでもいいです。
ということで早々に切り上げてまずは中世の村、コンクへ向かいます。
ところがここでものすごい落とし穴。
・・・ナビがいうことを聞かない!
どういうわけか一方通行の道を逆走させようとしたり
いう通りに入るとしばらくしてから「道ヲ外レマシタ」だと?
君がナビとしての道に外れているのだよ。
しまいには林道のような未舗装道路にたどりつく始末。
どうも距離優先にするとこうなるらしいのですが本当に使えない奴です。
結局は勘で走るのと携帯のGPS機能を駆使して進むことになりました。
(次の日には携帯のパケット代が三万円を超えましたというメッセージが)
時間もとられたのでコンクの街はまた今度です。
でも、そのおかげで名もない村の教会や丘陵の牧草地の風景など
心打たれる経験ができたのです。
しかし、携帯の電池もなくなり、万事休す。
もう一度信じてみようとナビを起動して再入力。
何となく方向もあっていますし、大丈夫だと思ったその時
サンシルラポピー右折の看板が出てきました。
(小さい村なので遠くからは看板がないのです)
5分だけですがナビが大活躍でした。
その交差点で「ココヲ左デス」とのたまったので
彼は二度と電源を入れてもらえませんでしたが。
でもホテルの部屋がこんなだったのですべて疲れはいい思い出に。
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