今回はちょっと他社批判がありますので
不快な方は読まないでください。
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私は人一倍鼻がいいです。
自分の口臭や加齢臭には反応しませんが
化学臭のするところに長時間いると頭の中でアラームが鳴り響くんです。
(ちなみにアラーム音はヤバイヨヤバイヨという出川哲郎の声です。)
ナチュラルリビングが新建材を極力避けるのはこういう理由もあるんです。
シックハウス法ができてフォースター建材なんかもありますが
それを使っていても入れないので、他社さんの内覧会(申し訳ない!)でも
ぐるっと一回りが限界で腹痛がする家は結構あります。
あまり他社さんの批判はしたくはありませんが
建築業界の置かれた状況は、そのぐらいおかしいということです。
「空気をきれいにする壁紙です」という説明を聞きながら気分が悪くなることもあって
もう冗談みたいな話です。
時間がたてばいいかというと、やっぱりだめで、築後数年たっていてもアラーム。
生活臭や昔の新築にあったシンナー臭ならまだ許せるんですが
シックハウス法ができて余計に不自然なにおいがします。
このにおいのもと、どうやらビニールクロスの可塑剤と合板床材が怪しいと私は睨んでいますが
さらに注意すべきは建具や巾木等のプリント製品かもしれません。(規制対象外なのです!)
収まりの確実さと施工の省力化をつきすすめた結果がこれです。
一つ一つはにおわなくても一軒分にするとかなりの量です。
建築会社が問題というよりも建材を供給する会社が対応をしていないということのほうが大問題。
われわれ建築に携わる者はもうちょっと良識をもってセンサーを働かせる必要があるでしょう。
家の見積もりでの内装工の比率は意外に低く、決してコスト高にはつながらないはずです。
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