震災前までは新潟県知事や青年会議所を含め上越のわがままには困っていました。
本気で「いい加減にしろ」と思っていました。
新幹線停車駅問題です。
日本の骨格をなすインフラを「現実を無視して情緒的に」この小さな上越か糸魚川に
全列車止めるなんてあまりにも無謀だと思っていました、いや、今でも間違っていると思います。
しかーし、今回の震災対応と原発事故対応には惜しみない拍手。
被災者の受け入れ表明も早かったですし、放射線量の数値も観測所まで増やして
迅速に対応してくれています。
地方自治とは、やはりこういうものでなくてはいけません。
とかく利権にまみれてしまいそうな政治の世界ですが、泉田知事の行動は
住民の側に立っていて国の圧力に屈しない態度を今回は特にうれしく思います。
新潟県民でよかったと思ったわけです。(地震も多いけど)
国は飲食物の暫定規制値を原発事故の後に緩めた上に、さらに緩めようとしています。
気になるのは、以前は危険とされていた物が
緩めた規制値以下に収まると流通できてしまうこと。
この点も新潟県は小さな数値までも公表していますし、口にするかしないかは
消費者が決めればいいわけで、県がこのスタンスを崩さない限り混乱はないでしょう。
大事なのは厳しい現実であっても事実は事実として公にすること。
それにはどうしても犠牲がありますから、時に冷酷にならなければいけません.
情緒的に生産農家の方の側に立つことは、この場合正しい政治ではないのです。
風評は正確な情報の不足から生まれます。
下手に隠そうとしたり基準を動かしたりすると、
安全なものまで不買されてしまうのではないでしょうか。
国のお偉いさんもうちの知事を見習ってほしいものです。
<泉田さんへ>
でも、新幹線は全列車止めるのは無理なので落とし所を探しましょう。
並行在来線の問題は今回の物資輸送ルートのことを使って主張してもいいでしょう。
あるいは新幹線も「のぞみ」タイプを一日に何本までは通過OKにして、
そのかわりに「ひかり」タイプを一時間以内の間隔で走らせてちょうだいね、とか
まあ、きっと考えているのだろうけど、あんまり開業を遅らせないようにしてください。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。