数値性能にご用心、とは昔書いた記事のタイトルです。
日本人はとかく家を工業製品ととらえているようで、数値でなんでも測れると考えがちです。
いや、もちろん数値は参考にはなります。
しかし、信じすぎてしまうと、その1で書いたサーモカメラの映像のような
トリックを見抜けないこともあります。
研修会の話題の最後はそんな話。
熱損失係数Q値というものがあります。
それではQ値が小さければ小さいほどいい家か?
残念ながら逆のケースがあります。
それは窓の性能を高め過ぎた故、熱線取得性能が落ちるために暖房費がかさむということです。
熱を逃がさない代わりに入れることも少ないということです。
パッシブソーラーなどを謳いながら窓の性能を上げている会社があるとすれば矛盾しています。
まあ、冬季の日射の少ない上越地方ではあまり気にしなくてもよいとは思います。
新潟市は、調べたら結構日射があるので要注意。
皆さんに知っておいていただきたいのは、数値はいかようにもできるということで
特に旦那さんが性能ばかり勉強して、居心地やデザインを軽視してこまるという奥さん!
研修会その1からその3の記事を印刷して見せてあげてください。
ローコストは別にして、どこの会社でも耐震性や快適性は十分なレベルにあります。
みんなそれに付加価値っぽい説明をつけていっぱい売ろうとしているだけなんです。
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