お題<高気密>
高気密住宅にすると-化学物質が室内に充満する
高気密住宅にすると-化学物質過敏症になる
高気密住宅にすると-人間の出す水分で結露してしまう
高気密住宅にすると-結露によるるカビやダニでハウスダストが増える
高気密住宅にすると-窒息ハウスになる
どこかで目にしたこともあるかと思います。
全部、本当です、換気をしなければという前提ですが。
逆に換気計画を考慮に入れると、というか高気密には換気はセットですから
上記のことは低気密住宅のほうが起こりやすくなります。
当社は高気密に一方的に肩を持つわけではありませんが、このような営業は許せません。
典型的な不安をあおる営業の手法です。
実は、ある健康工法の勉強会に行って来ました。
上記の営業をしている会社の総本山です。
その体感ハウス。
空気と湿度を通気させる構造があるので、加盟店では内装材になんでも使えるそうで
築数年の体感ハウスもプリント合板の床材や家具が入っています。
説明は非常に理にかなっていますが、実際はぜんぜんダメ。
築年数がたっているのにめまいがするし新建材のにおいもひどくて
化学物質過敏症の私には耐えられないものでした。
また、新潟市でもこの工法の健康住宅とやらの内覧会に行きましたが
やはり同じ結果で吐き気をもよおしました。
換気が不十分だとこんなにも空気が悪くなるものなのですね。
多分、実は加盟店の皆さんもわかっていると思います。
でも、売れるためなら何でもするのがこの業界。
不安をあおる売り方、資料の作り方を学べただけでも行った甲斐がありました。
高気密VS低気密、外断熱VS内断熱、在来工法VSツーバイ工法、在来工法VS金物工法
もうね、ばかばかしいほど対立構造があります。
そしてそれを煽るのはいつも古くからあるほう。(実際にはツーバイは現行在来より古いですけど)
いやな業界です。
どれも一長一短で、どこに主眼を置くかで評価が変わります。
どの工法だってしっかり施工しなければその効果は出ません。
上記の工法だって理にはかなっているわけですが、
自社の体感ハウスですら計算通りにつくれていないのです。
家はどこまでも科学です。
こうだったらいいなということや、不安をあおる営業トークが出たらご注意を。
少なくともオリンピック選手が育つ家や東大に入る子供になる家はできませんし
不安をあおらずに弱点も話す、正直な工務店さんのほうがいい仕事しますよ。
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