ナチュラルリビングの家の写真をご覧になってください。
煌々としたシーリングライトはものの一つもありません。
ダウンライトの配置にも規則性がありません。
ここが雰囲気作りのために非常に大事なポイントです。
建築学科を出てきた若い設計者ではこの感覚ができないのです。
私も最初は外しのテクニックをマスターするのに苦労しました。
すみずみまで均一に光が行くように、という概念を捨て去り、
更に照明メーカーのカタログのようなデジタルな演出とも一線を画すやり方があるのです。
そして照明を必要なところに必要な形で足していくという考え方をとっています。
つまり、スタンドライトによって分散照明とすることで、
これには明りの重心を下げる効果もあります。
昨日我が家をご見学の方も他社さんとの落ち着き感の違いに驚かれていました。
また、LEDはメーカー品でもどの色も気持ちわるいのと目が痛くなるので極力使いません。
省エネを言うなら電球型蛍光灯で十分ではないでしょうか。
聞くところによるとダウンライト以外の照明が別途という会社も多いそうですが
ナチュラルリビングは当然含んだ価格です。
そうしないとコーディネートはもちろん、心地いい明るさの調整もできないのです。
未だに暗い部屋は目が悪くなるという迷信が言われています。
もしかしたらシーリング照明メーカーの陰謀かもしれません。
均一に明るいほうがいい、という概念から少し離れてみてはいかがでしょう。
ただし、注意が必要な点がひとつ。
白熱灯を1灯垂らせばいいというものではありません。
これ、雰囲気を作ろうと一番やってしまいがちなことで、私も若い時にしましたが
大事なのは必要なところへの多灯分散です。
お部屋の雰囲気作りの参考にしてみてください。
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