旅行記に挟まれる形で照明の件を書きます。
アメリカでは、というよりもアジアの一部を除いては、照明手法に大きな違いがあります。
それは照明の重心のあり方。
アメリカの住宅街を見てみると、窓から漏れる光は下枠の部分が明るく、
上に行くほど暗くなります。
これが何を意味するかというと、天井照明ではなくてスタンド照明を使用して
多灯分散照明をしているということ。
自分の居場所をやわらかく照らせば天井を隅々まで照らす必要はないという考えです。
天井に照明を設置する場合でも小さめのものが使われ、やはり多灯分散で付け足す形が基本。
確かに家づくりで配線は少ないほうがローコストになりますが
だからといってせっかく家を建てるのにぺローンとした空間では味気ない。
リモコンで光量や色を変えたところで雰囲気は作れないのです。
(その高機能な器具の差額で配線とスタンドが買えます)
だからナチュラルリビングでは多灯分散の原則を大事に、暗めの設定をします。
ご両親が来ると暗いわねーと言われますが、そう、ここが問題。
多灯分散をしようにも素敵なスタンドライトが売ってないのです。
これはもう、どう反論しようとも家具照明大国のアメリカには勝てません。
そこでナチュラルリビングでは壁灯による分散もご提案しています。
特によく当社の施工例で見られる輸入のろうそく型は
シェイプとアイアンの仕上げがきれいでこれまた国産品では出せないものです。
(しかも輸入品のほうが安い)
取付け高さも重要で、ここにも真似できないナチュラルリビングならではがあります。
照明計画には重心が大事です。
私は照明コーディネーターでも何でもありませんが、
インテリアコーディネーターよりも色にあふれた国の主婦のほうが上手なように
心と経験で仕事をしているので他にはない空間ができるのです。
照明計画は重心を低くね!ここを↓ぽちっとな
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。