ただの歩道の写真です。
でも、普通と少し違うところが。
それは道路との取り付け部分、段差が処理されて緩やかにつながります。
これぞ本物のバリアフリー。
実はこれ、サンフランシスコの写真でいつかご紹介したいと思っていました。
カリフォルニアの歩道と道路の取り合いはどこもこのように段差処理されています。
写真はモルタルによる現場施工ですが、コンクリート二次製品にも同様の形があります。
日本はバリアフリーのまちづくりとやらを(予算獲得のために)事業化したり、
住宅の段差を20ミリ以下を一つの基準にしていますが、20ミリは結構な段差です。
雨の多い日本では・・・という言い訳も聞こえそうですが、サンフランシスコも雨だらけ。
如何に日本のバリアフリーが公共工事にさえなればいいと形骸化しているかわかります。
帰りの新潟空港でも駐車場歩道の段差にカートが引っ掛かってスーツケースが吹っ飛びました。
(それで怒って書いてるんですけど。)
車いすの方にもこの歩道段差は障害になるのではないでしょうか?
さて、バリアフリーの先進地域といえば?というと、
ヨーロッパの諸国をあげる方が多いのではないでしょうか。
実は、石畳の多いヨーロッパの町は、バリアフリー性がゼロです。
地下鉄の改札なんかはスーツケースが通らない狭いものもありますし。
よく役所のバリアフリー視察でヨーロッパに行くものありますが、
あれ血税の無駄!観光旅行です!
北欧が高福祉(だけど高負担で、さらに実は高犯罪率!)のために
どうもいいイメージを持ってしまうんですね。
行くならアメリカのほうがバリアフリー性高いです。
太りすぎて歩けない人の電動車いすがかなり普及しているので
どうしてもインフラ側での対応が必要なのでしょう。
これは私見ですが、今、世界一のバリアフリー先進国は大勢では日本になっています。
ただ、この段差のように細部が惜しい。
視察して何見てきてるんでしょうか?
本物のバリアフリーとは、と考えた人はここを↓ぽちっとな
コメント
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