ナチュラルリビングが現在Vグレードで採用している吹付ウレタン断熱材は
A種3と呼ばれる現場吹付タイプのもの。
熱伝導率は0.034ですので高性能グラスウールと同等です。
これを最低90ミリ、ご予算に合わせて120ミリ施工することで
断熱性能を担保してきました。
熱抵抗値(熱の伝わりにくさ)が90ミリで2.64、120ミリで3.52になります。
これより断熱性能が上で熱伝導率が0.026というB種と分類されるものもあるのですが、
物性が固くて材料への追随性に疑問があるために、
長期的性能に疑問があることと吹付厚を上げると割れが生じやすいという欠点を聞くので
木造への採用を見送ってきました。
厚み割れの問題は施工でカバーできそうですが、木痩せは追随性がないと対処できないのです。
それが今回!ついにB種でありながらも追随性のいい商品が発表されました。
削り作業ができないために100ミリがMAXですが、
熱伝導率0.026のものを100ミリ吹いたら壁の熱抵抗値が3.84!
屋根は150ミリ吹けるので5.76!
Sグレードがいらなくなってしまいます。
しかもこの断熱材の何がいいかって、気密シートが不要なんです。
え?気密は吹付断熱でとるんじゃないの?という方、半分正解。
数値としての気密はそれでいいんですが、ウレタンはかなり透湿性があるので
新潟県では気密シートを施工したほうが好ましいとされています。
この新製品、透湿性が小さいのでこの気密シートすら不要にできるのです。
今までの気密シート分の費用でこの新型断熱材にできることがわかり、
とっても上機嫌の今日でした!
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