ナチュラルリビングでは夏の遮熱も重視するために
全方位に遮熱強化タイプのペアガラスを採用しています。
トリプルではないの?と思われるでしょうが遮熱特化型はペアしかないんです。
日射遮蔽とやらの庇が似合わないデザインの家ですし
エコ住宅ぶって南面と他で断熱と遮熱を分けるなんてしません。
新潟の夏はとにかく暑く、新潟の冬はとにかく晴れません!
さて、本題の上げ下げ窓ですが、昔は「装飾窓」などと呼ばれた黒歴史があり
洋風住宅を演出するために使われていたのかもしれません。
しかしもちろん発祥地イギリスでは当たり前の窓として使われており
ナチュラルリビングでも装飾としてではなく一般的に採用しています。
装飾窓と呼ばれた挙句、今度は建築士試験で通風機能に着目されているせいか
国産の上げ下げ窓のデザインバランスには違和感を覚えることがあり
その違和感、大きく分けると枠のあり方と窓自体の縦横比のせいかなとも思います。
枠に関しては上窓と下窓の枠の太さが同じほうが伝統的で美しくおさまります。
が、どういうわけか下窓の枠のほうが太い商品が開発され、
おそらく採光性を重視したのでしょうがメーカーの開発陣のセンスを疑っています。
また窓の縦横比、これについては採用する設計側のセンスと流行のせいでしょうか
縦長すぎるものが多く見られます。
メインの窓に使われないのも通風用に設計することしか思いつかない建築士が多いのでしょう。
ナチュラルリビングの窓は、極力違和感を避けるために本場のサイズバランスの輸入サッシとし
イギリスやアメリカでよくみられるスタイルを再現しています。
(この写真、もっと横があるのですがブログに貼ると切れてしまいます・・・)
こういった細かい違いは、他社さんでは文化的素地がないと到底再現できないものです。
だって、「プロバンス風住宅にするには上げ下げ窓と妻飾りが必須」って
自称専門家が書いちゃう業界ですから・・・
(フランスは内開き窓の文化ですし、フランス何回行っても妻飾りが見つかりません)
海外の映画やドラマを見て自分の家の違和感に気づいてしまうのは悲しい。
だから、しっかりとルールにのっとった再現が大事だと
私たちナチュラルリビングは考えています。
ちょっと辛口になりましたがデザインバランスの悪さはドアにもあります。
これは次のお話で。