昨日のブログで早速スタッフに言われました。
不得意なデザインがあるなんて書くべきではないと。
でも、どのようなデザインも上手に出来るなんてことは
ちょっとおこがましくて言えませんし、現実的ではないと考えています。
私の中では「何でもできる=専門性の欠如」と定義しています。
やろうと思えば「〇〇風」に見えるデザインをすることは簡単ですが
私たちは流行に乗る店舗を作るわけではありませんので
表面的なデザインは避けていきたいのです。
私がつくりたいのは座敷わらしが住む家。
和風だとか洋風だとかシンプルだとか華美だとかではなくて
ちゃんとそこに「部屋の精」の存在が感じられる空間です。
家は部屋の精とそこに住む家族が共存するもの。
設計士の主張やデザイナーがストーリーなどと呼ぶものがいつまでも残る空間は、
その家族のものにならないのです。
ナチュラルリビングの家はそんなアプローチでいるので他とまったく違う感じになりますし、
座敷わらしを消すデザインは得意ではありません。(抽象的ですいません)
簡単に言うと綿々と受け継がれてきた、あたりまえの家を作るのが専門性ということです。
だからナチュラルリビングに決めるお客様は、この座敷わらしの魅力にとりつかれ
大手ハウスメーカーさんの今風の家を契約直前で断って昔ながらの家を建てるようです。
座敷わらしの住む家にすること、
これだけが、アメリカならアメリカの、イギリスならイギリスの、その地の座敷わらしと語り、
そして隙間風のひどい、でも懐かしい日本家屋で生まれた私に出来ることなのです。
あ、いっときますが私には霊感はありませんし、信心深くはないです。
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