と、えらそうなタイトルですが、私の良く行くところの近所です。
意識して見て頂きたいのが緑の多さです。
ここリバーサイド地域は砂漠地帯ですが、空から見ると日本よりはるかに緑が多く
都市計画意識の高さに感嘆させられます。
この家に至っては木が家をのっとってしまいそうです。
前回も書きましたが潤いのある街並みで
精神的に大変豊かな暮らしが出来るのではないでしょうか。
これは日本より広いからできるのではなく、一般的区割りは上越の郊外よりも狭いくらいで
しかも前庭があるので使える敷地は結構小さいです。
南面よりも道路面を重視して家を建てるので
左右のお宅との距離を少なくして家の面積を確保しているようです。
降水が少ないこともありますが、家の周りをコンクリートで固めてしまうことはありません。
家の裾を裸地にしておかないので水撥ねが少ないのかと思いきや結構汚れてたりして、
でも国民性の違いでしょうか、気にしていないようです。
よく景観の邪魔とされる電線の地中化はほとんど行われていません。
道路ではなくて家の裏が電線の通りになっているので
道路からの景観が良好なのです。(メンテナンスはどうするのでしょう?)
色合いや質感もヨーロッパ的統一感はありませんが、
かといって主張の強いものもなく、なんとなく調和しています。
このあたりは屋根の形や外壁が自己主張しまくりの日本に学んでほしいものですが
あるいは家や地域というものに対する資産価値の見出し方の違いかもしれません。
日本の現状では家は建てた次の日から資産価値が下がり続けますから
売れないものなら自分の好きなようにしておきたいというのも仕方ないですからね。
さて、この中にいわゆる輸入住宅メーカーが建てそうなものはありますか?
実は輸入住宅のデザインは日本でアレンジされる際に
甘さを増量演出されていることが多くみられ、本国では少数派です。
(アメリカンカントリーなんて本物のカントリーサイドに行けばものすごく男くさいですし。)
個人的にはこの近辺のデザインが甘すぎなくて日本にも導入しやすく気恥ずかしくない、
あるいはサツキとメイの家に見られる、実際に日本人でも昔建てていた洋館のようで
これからも参考にしていこうと考えています。
(ナチュラルリビングは輸入住宅ではないですから)
chezmoiにもっと写真がありますので気になる方はどうぞ。
最後におまけ
<アメリカのばあちゃんと>