さて、長期優良住宅についての続きです。
(この項は“その1”を読んでからお読みください。)
日本の住宅はその時代の流行のデザインで建てられますから
いまどき何故か田舎へ行くほど流行っているデザイナーズ系では、
デザインの耐久性が10年くらいしかないでしょう。
資格万能主義のせいで建築家の意識とセンス、良識が完璧なほどに欠如していますから
「ある家族のための作品」として建てられた家は
どんなにリフォームしたところで中古不動産としての価値は見出しにくいでしょう。
また、「あたりまえの間取り」というものが
田の字型→中廊下方式→オープンプラン、また畳座→フローリングと
ころころと変わっている中では
いくら可変性を担保したところで時代遅れ感は免れないと思います。
どうでしょう?この状況で100年200年もつ家を制度化したところで
やはり30年後には価値のない家になってしまうのではないでしょうか。
もし資産面、そして環境負荷面にこだわるのであれば
やっぱり普通の家、誰もが使いやすい間取りと地面に生えているようなデザイン
というものが非常に重要ではないでしょうか。
私たちナチュラルリビングが「どこかで見たような家」にこだわるのはそのためです。
ナチュラルリビングの建てる家は長期優良住宅に準じていますが、
しかしながら実はこの制度には正直ちょっと困惑しています。
(文章をまとめるのが下手なので不本意ながら次回に続く)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。