インドの新型国産小型車は「ナノ」。
フル装備でも40万円以下だそうでベースはなんと20万円。
(ただし、ルピーで払う現地価格ですので、念のため)
ベース車はラジオもエアコンもないそうです。
北部の山地ならいいんでしょうが
平地は生命に関るのでまあエアコンはみなさんつけるでしょう。
ナノを村で一番に手にした御家族がTVにでてましたが
到着したら子供も大人も寄ってくるあたり
きっと日本もこんな時代があったんでしょうね。
学生時代にインドの田舎に行ったとき
バス停代わりの村の広場で子供たちに名前を書いてくれとせがまれたことがあります。
失礼ながら最初は物取りかと身構えましたが
やっぱり田舎はデリーとは違い純粋に珍しかったらしく
アルファベットでノートに書いてあげたら漢字にしてくれと言われたのを思い出しました。
みんなに見せびらかしたその子供のおかげでその後はサイン攻めにあって、
少しだけ村の有名人になれたのかも。
あの子供たちも今はおそらく20歳前後。
私の名前が書かれたノートはまだあるのかなあ?
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中国やインドなど人口大国の台頭で環境の維持が難しくなってくるかもしれません。
でも、自動車を珍しがる人たちに罪はないはずです。
現実的には先進国が経済発展を無にしてまで何とかできる問題でもありません。
環境は感情論では語れませんし、感情を抜きにしてもまた語れません。
そしてまた、検証無きエコ活動はまた、更なる無駄や環境破壊を引き起こすこともあります。
何ができるかをブームから離れて自分で考えて検証してみることが大事なのです。
こんな幸せそうなインドの家族を見てると
人類が滅びるまで一人一人の生活向上を追い続けるのもありなのかもと思います。