先日冷蔵庫を選びに電器店に。
各メーカーともよく考えられた製品を出していますので迷ってしまいますから
店員さんにアドバイスをもらいながら見てまわったわけです。
どこの店舗も皆さん家電芸人のような明快な説明をしてくれて
私のような素人でも冷蔵庫を手にすることができました。
さて、その説明の中で気になったのは数値性能の表示のしかた。
容量や電気使用量が意外にもあいまいなところがあり
気をつけないと間違えてしまいます。
例えば容量は庫内に入る水の容積で測るわけですから
A社のものは数字的に大きくても実は使えない空間がある、
あるいは容積あたり電気使用量はB社のほうが少なく表示されていても
野菜室の冷蔵機能が無いに等しい、
など各社とも数値性能をクリアーする為にちょっとしたテクニックを使っているようです。
店員さんにしつこく聞くことでわかったことですから要注意ですね。
さて、私は数値マニアではないですから細かな数値差は気にしないのですが
気になる方には気になるのが数字。
住宅の性能表示制度ともあいまって数値を求める風潮があります。
しかし、数値をクリアーしたところで快適にならないのが家づくりの難しいところ。
Q値やC値、あるいは壁倍率など数字がよければいい家のように思われがちですが
その計算方法にも裏事情があるのです。
そしてまた、家電メーカーでは“当社従来比”での広告が多いですが
建築会社の場合は「一般的な数字や工法に比べ」とくるからタチが悪い。
一般的とか他社とか言うべきではありません。
比較対象を低く見積もっておいてよりよく見せるなんてけしからんことです。
・・・まあ、私が広告担当ならやります。
数値性能にはご用心あれ。
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