先月末にcoi-naのライブがあったとは知りませんでした!
伊勢丹の沖縄展に来てたのですね。
coi-naは沖縄の女性ユニットで私の好物のひとつです。
というか沖縄音楽を含めて琉球の空気が大好きなので
前世はたぶん沖縄人です。(時々アメリカ人です)
さて、本日のお題は琉球畳。
たまたま今日畳屋さんに打ち合わせに行ったので
どうしても気になっていたことを尋ねたのです。
それは石垣島のタクシーの運転手さんから聞いた話、
本土では琉球表でないものを琉球畳と呼ぶのはおかしいということ。
畳屋さんに聞いたところやっぱりそうでした。
そもそも琉球畳の七島井草は繊維が強いのでふち無しにできるが
そうでない畳表をふち無しにするとすぐにへたってしまうそうです。
ナチュラルリビングは、この運転手さんに助けられて正しい琉球畳の解釈にこだわっています。
ふち無しをご要望の際には必ず本来の琉球表にして来ました。
文化に対する敬意はもちろん、耐久性に対する知恵の合理性からです。
しかし実際に市場では「琉球畳=ふち無し畳」の誤った呼び名が定着しつつあります。
デザインが優先され、古来からの知恵の部分が軽視されています。
こういう重要なことを知らなくても建築士になれてしまうのが日本の制度です。
(ちなみに知っていても建築士になれないのが私です。)
これを読んだ皆さん、ぜひ本来の意味を頭の片隅にでも置いておいてください。
沖縄に限らず、守り紡がれてきたものには理由があります。
生活が多様化している現代ですから
必ずしも頸城地方の古民家を建てる必要はないと思いますが
スタイルを採り入れるなら、あまり大きな勘違いはどうかということです。
それから、ゴーヤは、採り入れなくていいです。
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