自分で家を建てて住み始めてから一か月が経ちました。
(公開は庭ができてからですよ)
この間にずーっと感じてきたこと。
なんてエネルギーをくれる家なんだろうと心から思います。
出かけたくなくなりました。
仕事もしたくなくなっちゃいます。
本当に自分の家に居ることがリゾートなのです。
(多分今までのお客様はここに共感されると思います。)
何となくわかってはいたのですが、家には二通りあって
エネルギーがたまる家とエネルギーが出ていく家があると思うのです。
自分で住んでみて初めて今までの方向は正しかったと感じられました。
ナチュラルリビングの家はあきらかにエネルギーをくれます。
私が心掛けてきたことに、家はカフェやホテルとは違う、というものがあります。ナチュラルリビングではおしゃれの限界点をここに見出してきました。
かっこよすぎたりクリーンすぎたりするとエネルギーが出て行ってしまうのでアカン
ということでデザインの要素を抑えることをしています。
それがなんとも心地いい家になるポイントだと思います。
要は「暮らし手」の暮らしぶりにあった家を建てるのか
「デザイナー」が提供する家を選択して自分たちを合わせるのか
の違いだと思います。
もちろん、好みは人それぞれですから絶対の答えなんてありません。
ただ、床にはランドセルも転がりますし洗濯ものだって隠せません。
エネルギーをくれる家というのは、言い換えると
自分なりの生活感と合致した家、と言えるのかもしれませんね。
もしこれを読んでいる皆さんが
「何となく楽で、使っている素材が元気をくれる家」
に住みたいのなら、ぜひナチュラルリビングを考えてみてください。
住み手の一人として、すっごくおすすめです!
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個人的には昭和の家はほとんどエネルギーをくれる感じがします。
間取りや建材がどこか人間的なんです。
(性能が低いのでエネルギーを浪費する家ですが、それは別)
これは懐古趣味ではなくてハウスメーカーが地域を席巻する前までの
継続性のたまものです。
ナチュラルリビングはハウスメーカーやビフォーアフターみたいに
デザインの潮流を作るような仕事をしません。
自分が知っている範囲での昔ながらの「おうち」のデザインが継承できればいい、
ただ、それだけです。
それが、人に人間サイズのエネルギーをくれるのですから。
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