昨日に続き、頭から湯気の記事です。
当社は公共土木工事も手掛けています。
ですから景観法ができた時は電線の地中化などの理由づけのために
法律を作ったのだと考え、正直ありがたいと感じました。
まあ、地中化しても地上キュービクルなどが大きいですから
景観はそんなによくはなりませんが、メンテナンス性はよくなるはずです。
それは別にして、現在当社が行っている県の工事に
景観アドバイザー様からクレームがあったようです。
それは、高速道路のフェンスの色が茶色でないといけないというもの。
え?そう?設計どおりの銀色でもいいと思いますが。
おかげで県と市の調整待ちで現場はお休みです。
そういえば最近のガードレールは白ではなく茶色が多いですよね。
でも、視認性のために黄色と赤のテープが貼られています。
それって本末転倒。
また、白は光を吸収してテカテカしませんが
茶色いものは塗装のコーティングのせいでかえって反射します。
もし景観に馴染むものをということならばつやのない状態にしないといけないということで
ここでも昨日書いた色と質感の問題があるわけです。
個人的には三丁目の夕日の景色の中には
電柱に違和感がないというより欠かせないと考えています。
ガードレールも白がいけないのでしょうか?
衣・食・住のものは機能優先にしてしまっては文化の破壊だと思います。
しかし、交通や電気などのインフラについては、
それとは切り離したうえで調和させる考えのほうが
本質が失われないでいいと思うのですが・・・。
コメント
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