ご存知の通りナチュラルリビングは自然素材を使った家を建てます。
床は無垢材だし壁は火山灰塗り壁かドライウォール、またはオリジナル配合の漆喰
さらに外壁は通気性の火山灰が標準ですから、
まあ、一般的にいわれている自然素材の家でしょう。
しかし、自然素材にこだわりすぎないのもナチュラルリビング。
ええ~っ!?
水廻りの床、今度内覧会で確認してください。
無垢材を使ったのはモデルハウスだけです。
世の中には蜜ろうワックスやキヌカなど当社も使っている健康に優しい商品がありますが
キッチンとトイレと洗濯室は別。
とにかく汚れる空間には、時に思い切った割り切りが必要なのです。
ここが、ナチュラルリビングが変わり者といわれる所以で
このこだわりのなさが何となく楽な感じにつながっていると思いませんか?
木で家を建てるということをナチュラルリビング以前で学び、その良さに触れ
しかし、建築家の建てる家の押し付けになるというリスクに気付いて
今は木を使い過ぎないということをモットーにしています。
家は住む人が主役、使いやすくて当たり前ですが、
建築家の立場になった時にそれを忘れがちなことが多いのも市場の現実。
あるいは人に見せたい、雑誌に載せたいなんて考え始めると
とにかく木や自然素材の使用が優先されて誰のための家だか分からなくなってしまいます。
私のコンセプトでは、場合によってはクッションフロアや合板もある程度はOK。
多分VOCも出ています。(あーあ、言っちゃった)
でも、シックハウス症候群の私が大丈夫ならよほどのことがない限り大丈夫です。
逆にカナリア役の私が現場監理に入れないような建物は絶対に許しません。
木を使うことにこだわるよりも体に害のないそこそこの自然素材の家、
そして何より自分が自然でいられる家。
それがナチュラルリビングのコンセプトです。
そこそこの自然素材の家なんて、変な会社。
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