漢字に厳しい人だとタイトルの風調は字が違うというかもしれません。
でも、ここではこれが正解。
「○○風」「○○調」というデザインがあり、私はなるべく使わないようにしている表現です。
ここには「英国調」「南欧風」など国名が入る場合や「塗り壁風」「レンガ調」など
素材が入る場合もあります。
国名や地域名の場合は実際にその空気感を知らないデザイナーが作っているのが大半で
アンバランスなデザインが多くて閉口してしまいます。
さらには同じ窓配置の物の外観を変えることで英国風だとか北米風だとか・・・。
ちょっと安易にデザインしていて、
文化に対してもそうですがお客様に対しても失礼なのではないでしょうか。
また、私は「本物」という言葉もあまり好きではないのでなるべく使いませんが
「本物」を謳っていながら塗り壁風外壁サイディングなどを使っている会社を見ると
なんだかなあ、と感じるわけです。
ではニセモノ建材は日本だけかというと、実は海外でも見られますが、
外壁材にしてもフローリングにしてもまさしく「本物と見まごう位」の出来栄えで
日本のものとは全く違います。
日本の新建材の家が薄っぺらい感じがするのは、
マーケットの側よりも建材メーカーの責任によるところが多いなあと感じるわけです。
ある外壁メーカー「インクジェット技術の進歩で陰影を表現できました」
って、トリックアートじゃないって!
業界全体が家づくりの本質からどんどん遠ざかっていて危惧するところです。
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