フランスの入国はすごく大雑把。
何も聞かずにスタンプ押してます。
しかも混んできたら上司が係の所で何やら言ってどんどんスタンプポンポン。
というわけであっけなく写真照合もされずに入国成功。
シャルルドゴールからはTGVでブリュッセルへ。
1時間20分で到着、今夜のお宿は現地の知人に抑えてもらったホテル。
二階(日本風にいうと三階にあたります)の部屋ですが
エレベーターが笑っちゃうほど小さくてスーツケースが入らない。
そこで階段でえいこらよいこら、そしたらブチブチって取っ手が切れ始めました。
何せ超過ぎりぎりの23キロに数百グラム欠けるだけの荷物です。
私と何カ国も廻った老体のスーツケースには酷なことでこの旅は彼の引退旅行となるでしょう。
ブリュッセルに二泊の予定ですから二晩ともカジノに行けると息巻いていましたが
初日はあまりの寒さに心が折れベッドに直行でした。
さて、あくる日、この日は当社で使用するアンティークテラコッタやタイルの買い付け。
ご紹介いただいたモロッコ出身のアーメッドさんにご案内いただいて、建材屋さんへ。
実は彼、英語が話せませんが、私のフランス語(のようなもの)をよく理解してくれています。
旅で一番楽しいのはこういう瞬間で、モロッコは日本のよき理解者になりました。
アントワープのロフトで建材をチョイス、今まではテラコッタ中心でしたが
さらに興味あるものも見つけてきました。
ただ、コンテナを組むと重さがすごいことになるので、なるべく経済的に入れたいものです。
つまりたくさん仕入れますので、ナチュラルリビングからご提案させていただいた折には
ぜひご採用くださいますよう、(これだけ寒い思いで探してきましたので)
よろしくお願い申し上げます。
午後は前回も訪れたアグネスエメリーのショップへ。
何せ輸出してくれない会社なのでつてがないと大変です。
こちらは柄タイルになりますが、ベルギーのデザインは裏日本の空気にとてもよく合います。
それもそのはず、冬のベルギーは朝八時まで暗く、昼間もどんよりで新潟の空気にそっくり。
だから、生命力を家の中に見出せるこれらのデザインの物は貴重なのです。
日曜日にルーブルに行きましたが、気にいったのはフランドル地方の画家。
やっぱり私は根っからの新潟人なのでしょうか。
こちらも何種類かの柄をご提案できるようにしてきました。
さて、朝早くから動いたので時間が余っています。
仕方がないので小便小僧へ。
ヨーロッパ三大がっかり名所に認定させていただきましたが
ネットによると世界三大がっかり名所のほうだそうです。
ちなみに小便少女もありますが、こちらはがっかりというか、まあ、ねえ。
あまりそこにいると変態扱いされそうで、実際、設置当初に触られまくって汚れてしまったので
今はいたずら防止に柵がされています。
ってか小便小僧を観光客が写真撮るのもよくよく考えると変態的だわ。
でも彼は導火線を小便で消した英雄なのです。
もし消すことができなければ彼の導火線が大やけどをしたところでしょう。
二日目の晩はカジノに向かいましたが途中(とはいっても200m行ったところ)で
パスポートを忘れたことに気付き、もう寒いので部屋から出られなくなりましたとさ。
ベルギーはノーカジノでフィニッシュです。
ちなみにブリュッセルの見どころはすべて歩いて回れるほど、
本当に小さい町で街角散歩には最適です。
観光的にはアントワープのほうがお勧めです。
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