新年早々バッチイ話題です。
今年が3度目の冬、なぜか家じゅう結露がひどい。
とはいってもガラス面下端2センチくらいなので
普通の家とは比べ物になりませんがそれでも気になります。
アンダーセンの窓でこんなに結露するなんてありえないのですが事実は事実。
しかも浴室のヒノキの天井にはカビ君が初お目見え・・・。
答えはすぐに分かりました。
手を当てると浴室の換気扇が逆流しています。
梯子に上ってフードをはずすと・・・うわあああああああああああああああ。
この写真、ナウシカからもらった腐海の胞子ではありません。
うちの換気扇のフードです。
全然掃除をしていなかったので網にホコリが絡み
浴室ならではの養分を吸ってこんなに立派に成長しました。
不思議なことにキッチンやトイレはきれいなもの。
もしかしたらこのフードにツバメか虫が巣をかけていたかもしれません。ここを掃除したら元の無結露住宅に戻りました。
このたった一箇所の換気扇の詰まりが物語るのは気密性能の重要性です。
この換気扇が二階の結露解消にまでしっかり働くということは
それだけしっかりした施工をしているということ。
高気密住宅を悪く言おうと思えば、換気という一つのバランスが崩れただけで
生活環境が悪化するとも揶揄できるでしょう。
でもそれはお手入れの問題であって冷暖房コスト削減と
換気性能による生活環境の向上を目指すと避けて通れないところです。
当社、というか私個人も昔はアンチ高気密で感情的になっていて
最初のモデルハウスは自然素材の呼吸する家をコンセプトにしていました。
かなり暖かかったのですが、それでも、
残念ながら理にかなった高性能住宅の快適性にはかなわなかったのです。
さらに昨年からは集中型の熱交換換気を標準仕様に取り入れています。
高気密の歴史ではこれが正解かどうかを語るのは確かに時期尚早。
ただ、快適なのは間違いなさそうです。
何事もそうですがお手入れはしっかりしましょう。
ヒノキのカビの跡が痛々しくなってしまいました。
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