こりゃまたベタなタイトルです。
建材の展示会でラスベガスに来ています。
そんなとこ行かなくても東京でやるじゃん、こんな声が聞こえてきそうですが、その通りです。
今は貿易が盛んなので北米系の物は取扱輸入業者も結構あります。
それでも自分の目で見れば何か違ったものがあるかもしれません。
ちょうどマイルもあったので人生二回目のアメリカ無料旅行です。
ラスベガスから話をスタートさせるべきでしょうが、まずは新情報を一つ。
ロサンゼルスの国際線ターミナルの改修がほとんど終わり、
今まで沖止めが多かった羽田便もスポットに入れました。
そして何より出発・到着ロビーと入国管理が新しくなり、スムーズになったようで
なんと飛行機のドアから荷物をとって空港前道路まで20分で出てくることができました。
これはオリンピック級の出来事です。
ちなみに、私の成田で持つレコードは
飛行機のドアから成田エクスプレスのドアまで切符を買って12分です。
(荷物がなかったので参考記録)
本題。
<おのぼりさんと思われてもこういうの撮っちゃう>
ラスベガスといえば、あれですよね。
<どこいってもこれなので、入口が違うとフロントデスクが見つけにくい>
最近ではコンベンションに力を入れているそうで私が訪れたのも全米最大の建材ショー、
とは言っても去年のメゾンエオブジェからすると全然小さいけれど。
それでも東京の3倍、歩く距離もかなりのものです。
最初ははっきり言って航空券無料じゃなきゃちょっと無しかな―なんて思ってたら、
ありました!
いや、これ航空券ノーマル運賃払ってもよかったわ!
私が人生掛けて探していた屋根材が見つかったのです。
そして今回お誘いいただいた現地の輸出業者の方に早速依頼。
防火認定の関係で使える地域が限られますが
ナチュラルリビングの家にまたひとつデザインの幅が広がりました。
また、外壁材も本物を模したサイディングのできのいいこと!
これは国産のサイディングと比べると陰影が深くて勝負になりません。
国産品に比べても同価格、もしくは安価でつくれそうです。
想像するに、日本の場合は石貼り調とか塗り壁調とかデザインを決めて、
「表面装飾」として、納まりのよさと防汚のために深みはむしろ敬遠して開発されるのに対し、
アメリカの製品は今まであったものを、いかにして低コストで「重厚感をなくさないように」つくるか
に注力されているのではないでしょうか。
だからサイディングが増えても街並みにも違和感なく馴染みますし
自己主張も少ないのだと予想します。
変りものと言われようとも、外装だけは意地でも国産の屋根やサイディングを使わない
ナチュラルリビングなのです。
・・・すいません、日本の家の外観に疑問を持ったのが建築始めた原点なので熱くなりがちです。
まあ、あとはこまごまとしたものでした。
とにかく、感動すら覚える屋根を見つけたので、メーカーの人にオーバーなくらいで
この喜びを伝え、うちにも電話してしまいました。
小躍りとはこのことでしょう。
さて、目的は達成したので、ラスベガスといえばあれですよ、あれ。
実はニューヨークにも引けを取らないショーの都と言われるラスベガス(言い過ぎ!)、
月曜日に到着したので休演が多く、では火曜日に二つ見てしまいましょう。
<日本でもおなじみブルーマン>
ブルーマンは20年ほど前にオフブロードウェイで見たことがあって懐かしいと思ったのです。
ほんの少しだけ英語力が必要なシーンがありますが
そうでないシーンは、ドリフのコントにも近いものがあり、素直に馬鹿笑いできます。
青塗ってるから歳をとってもわからないのねと思っていたら、何のことはない
ブルーマン、世界中で増殖中。
ニューヨークの彼らが東京やってラスベガスに来たわけじゃないみたいです。
何人いるんだろう・・・?
ショーの最後は会場を巻き込んでひっちゃかめっちゃか。
頭の中はドリフのあのテーマが流れます。(ババンババンバンバンっていったの誰?)
お次は9時半から別の会場でシルクドソレイユ。
うまくプランニングすればこのようにショーを二本楽しめるようになってます。
何となくアジアンチックな演目の「KA」を選択。
シルクドソレイユのイメージからはちょっと違うミュージカルのような前半に対し
後半ではその魅力が満載の手に汗握るステージ。
いや、ほんとに人間って手に汗握るんだって!もうね、あの人たちちょっとおかしい。
そして人体の可能性を最大限引き出すかのようなショーに没頭した時に
何と、最近涙もろくてダメだーね。
ストーリーにではなくて(もちろんストーリーもわかりやすいのですが)
その演出とそして肉体の素晴らしさに感動の涙が出るんです。
これはびっくり。
最近左の肩が上がりづらいので余計そう思ったんでしょう。
<会場内も素晴らしいのですが撮影禁止なのでこれで想像してください>
というわけで、遊びに来てるように見えるかもしれませんが、いや、これも勉強。
真面目な話、家づくりというのはその人の経験が反映されます。
だから脳みそをいろいろシェイクすることでブルーマンのコントからシルクドソレイユの感動まで
自然に家にしみ込んでいきます。
だからナチュラルリビングの家は独特の居心地があるのかもしれません。
ラスベガスに行きたくなってきた、という人はここを↓ぽちっとな
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