マラケシュで泊まる時、選択肢に上げられるのが
高級リゾートホテル、旧市街のリヤド、本当に安い木賃宿など。
どれも「ならでは」の魅力があるようです。
高級リゾートホテルは王侯貴族のレベルなので日本のリゾートとは雲泥の差、らしいです。
入ってないからわからないけど。
木賃宿はネーミングが面白い。
グランドホテルやハイアットなど、よくもまあというずうずうしい名前の
トイレ共同安宿が異国情緒を誘います。
今回はどうしてもリヤドに泊まりたかったのでRiad Alboraqというところに投宿。
リヤドは旧邸宅を改装した民宿のようなもので、中庭を囲む構造が一般的。
玄関の鎧戸を閉めてしまえば外敵に襲われることはありません。
当然、窓も中庭側のみでしたので何となく到着時には閉塞感が感じられました。
しかし、混沌の市街を歩いて宿に戻った時、その意味がとても強く感じられたのです。
細いトンネルのような路地に面した扉を開けると、外界とは全く切り離された世界が広がります。
これも一つのモロッコの魅力。
通りの壁こそボロボロになっていますが、実はモロッコ人は総じてきれい好き。
居住空間は本当に清潔にされています。
中庭に面した廊下に部屋が並びます。
だから部屋の窓から見えるのは廊下空間。
部屋のカギはこんなです。
食事を屋上でお願いすることもできます。
屋上のさらに上には
最大でも12人の宿泊客のためにとんでもなく贅沢な作りです。
洗面台も文句なくかっこいい!
部屋は決して広くはないのですが天井高が気持ちいいです。
そしてこの宿全体に黒の使い方が本当に上手。
モダンな家具も置けるのは白が白すぎないのが秘訣です。
キッチンのタイルにもご注目。
モロッコスタイルではソファ座と床座が混在するので日本的な感じもあります。
インテリアセンス抜群。
朝、中庭に響き渡る鳥の声で目を覚まし、昼には強い日光から守ってくれる。
そして大音量のイスラム放送を聞きながら眠りに落ちる。
旧市街のリヤドに泊まることは五感でモロッコを感じることでした。
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