全部を書くと難しい話になるので気付いたところだけさらっと。
実は先日リフォームをさせていただいたお宅のこと、
デザイン系でブイブイ言わせている一級建築士事務所の建てた建物ですが
築10年で梁が荷重に負けて垂れ下がってきていました。
梁の背(サイズ)が足りていないのです。
当社のプレカット部門では、打ち合わせの時に一般より梁の背が大きいので
コスト削減のために小さくできないかと担当に聞くと
長期的に見たら垂れ下がるからそれはできないと一笑に付されます。
ナチュラルリビングは、だから少し高めになってしまうのですが
しかし修繕費用を考えればこのプレカット担当者の見解は良識的だと私は思います。
また、同じように各部屋のドアも蝶番2枚のところと3枚の会社があります。
もちろんナチュラルリビングは3枚。
これも長期的な使用に耐えうるようにと、建具屋さんのプライド。
吊り位置も工夫しています。
あるいは床を塗装するときはコストは上がりますが当然両面塗装。
反りを防ぐのです。
元請けのナチュラルリビングではこういった職人さんの意見は大事にするので
手間(とお金)がかかっています。
皆さんが少しでも安く建てたいというのはわかりますし、
おそらくそういう簡易施工の会社にも言い分があるでしょう。
が、先人の知恵は無視しないほうがいい。
最近ではローコストメーカーや新興メーカーが数多いので
そういった見方をしてみてはいかがでしょう。
安くていい家は現実的にありえないことに気付くと思います。
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