前の記事に書いたように夏涼しい家を作るには塗り壁の調湿性が結構役に立つ。
ということでいろいろ見てみたら、またまたくだらない争いを見つけてしまいました。
それは、漆喰業者と珪藻土業者の批判合戦。
この批判合戦は外断熱と内断熱、グラスウールとウレタン、軸組み工法とツーバイフォー工法
など、不勉強な建築業界関係者の悪い傾向です。
建築士なんてレベルの低い資格なのになぜか唯我独尊の傲慢になるんですよね・・・。
さてこの批判合戦、漆喰側の言い分としては、
珪藻土は糊を含んでいるからいけない、発がん性物質が発生する、が主なところ。
確かに安価なものは施工性を増すために化学糊が多く使われているものもありますが
発がん性物質に関してはドイツで珪藻土使用禁止のデマが流れたせいもあるのかもしれません。
対して珪藻土側の言い分は、
漆喰には色を付けられず表現力がない、調湿性能が低い、などと書かれているようです。
フランスの伝統的漆喰のカラフルな例を出すまでもなく、当社のオリジナル調湿漆喰は4色。
調湿性能に関しても疑問をさしはさむ余地のないほどに調湿しますが、
薄塗りの場合には塗り厚分だけの効果しかないのは当たり前のことです。
不毛な争いは施主のみなさんのためになりません。
1円でも多く売りたいのはわかりますが、そのために自らの不勉強をひけらかす建材業者は
マーケットから退場してもらいたいものです。
自然素材はブームで使うものではなく、昔から当たり前に使ってきたもの、
あるいは珪藻土のように様々な形で生活のそばに存在していたものです。
自然素材でアトピーが治ったり健康になったりするなんてことはなく
体に害が少ないものとしての理解にとどめておかなければなりません。
その上でそれぞれの特性を考えて採用を考えましょう。
批判合戦のマイナスポイントから考えるなんてナンセンスですよ。
もう建築業界の批判合戦は嫌じゃ。ここを↓ぽちっとな