長くなってしまいましたが、それだけ違和感を覚えた報道なのです。
以前も階段の手すりの件を書きましたが
手すりの設置義務の法を守ってさえいれば、
不特定多数が出入りするモデルハウスの階段が危険でも建築できる実情があります。
この階段で事故があったらだれの責任なのでしょうか。
意匠を優先することに善良なる管理者の義務は発生しないのでしょうか。
また、現在、公共の構造物の入札でさえも、とんでもないダンピングが横行しています。
行政がこの意識では社会は変わらないでしょう。
けれども、リスクとメンテナンスは誰がコスト負担するのでしょう。
無理なコスト削減を要求する社会に誰が警鐘を鳴らすべきなのでしょうか。
建築士を一人送検したところで、再発防止にはならないのです。
おそらく不起訴にはなるでしょうが、彼の人生を誰が補償するのでしょう?
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