先週、フランスに住んで帰国した方と再会、住宅事情を教えてもらいました。
その時に思ったこと、このように経験豊かな方がいるので
「本物の」という言葉は使えないなということです。
「本物の○○の住宅」などと言ってみても、やはり海外と同じようにできないところもあります。
だからナチュラルリビングも本物とは言わず、本場に近づける努力をするということにしています。
例えば建物の高さ一つ見ても日本の住宅は腰高になってしまいますし
法律に縛られてできないこともあります。
(なんと法律の関係で伝統的な「本物の」日本のデザインができないことすらあります。)
それでも違和感のないプロポーションにしたいという私の悩みにいろいろとアドバイスいただき、
特に屋根が重要とのことで勾配ごとの瓦の種類だとか軒の出の話で盛り上がりました。
言われてみれば納得、緩勾配ではS瓦、急勾配では平板瓦という基本が
日本ではごっちゃになっているので違和感があったのです。
ドーマー形状の違和感は理解していたけどそっちでしたか・・・。
そしてその軒の出のバランスや、あるいはベランダってあんまり見ないよね的な話が続き、
おおっ、ナチュラルリビング意外といい線いってるんじゃないかなという結論(自画自賛)。
やっぱり気になった妻飾りの話をすると(私は妻飾りにものすごく違和感があるんです)
見たことがないとのことで、あれって結局どこの文化なんでしょう?の結論に。
ネットでは妻飾りが家紋だからハートやクローバーとかはおかしいなどの論争がありましたが、
私はそれ以前にナチュラルリビングの家には
どんなにご要望があってもこれだけは絶対につけないと決めていたので
やっとすっきりしました。
やっぱりいろいろと見てきてる人の言葉は心強い。
これからも本物とは言いませんが違和感のないデザインを心掛けたいと思います。
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