お題<ツーバイフォー>
ナチュラルリビングは軸組みもツーバイもやりますが、
私がツーバイフォーという時に、時々悩みます。
基本的にはツーバイシックスも使い、ご予算に合わせてツーバイフォーにするわけです。
まあ、よく耳にするツーバイフォーを使って話します。
ツーバイフォーの家では屋根がかかるまでに時間がかかり、雨の多い日本では・・・
そりゃそうだ。
現場でパネリングする場合はプラットフォーム工法で下からつくっていくので
屋根まではどうしても時間がかかる。
でもね、最近はみんな工場でパネルにしてくるから
屋根までの速さはツーバイフォーのほうが早いかもしれない。
少なくとも在来工法より遅いということは無いのです。
いつまでツーバイ黎明期のことを使って否定するつもりなのでしょう。
ちなみに、札幌の時計台(がっかり名所?)をツーバイフォーの耐久性の例にするのは
ダメだと思う。
断熱材の入っていない建物だから。
でも、法隆寺を軸組み工法の強さにするのはもっとピントがずれていて、
断熱材がないことはもちろん、国家予算をどれだけつぎ込んでいるかってのも考えないとね。
そもそも現代の軸組み工法とは違うので例にはできなし、
だから、各社ともに上手な言い回しで木の強さの例にしている。
それと、何百年住宅、これもまずい。
ツーバイだろうが在来だろうが基礎のコンクリートがそんなにもつかなあ?
コンクリートでできた橋やトンネルなどのインフラも
理論耐久寿命は100年のコンクリートだけど・・・。
話をツーバイ批判に戻すと、在来の工務店は柱や梁が濡れても
施工中に乾くので大丈夫なことはよくわかってる。
ところがツーバイ材が濡れるのはいけないと・・・
自分の理解できる知識以外はすべてNG、まあ、こういう業界です。(笑)
在来には在来の、ツーバイにはツーバイの、高気密には高気密の、低気密には低気密の
それぞれ作り方があってよさがある。
なんでそれを認められないかなあ。
しっかり作れば何工法でもいいよという人はここを↓ぽちっとな