子供たちが~空に向かい~両手を広げ~
部屋に戻り荷物を整理していると自然と異邦人が口ずさまれます。
何と単純な中東つながりでしょう。
さて、モロッコでは1日に5回、大音量で放送が流れます。
最後の回は23時過ぎ、朝は5時前に祈りなさい祈りなさいとやるわけです。
(スピーカーから流れるのはコーランではないそうです)
実際にモスクを覗いてみると近所の親父さんたちでしょうか
たくさんの男たちがお勤めをしています。
これがききたくてイスラム圏にはいつか来てみたかった。
テロリストのような原理主義はともかくとして、生活に宗教道徳が密接にあるというのは
なかなか日本には見られない姿ですからね。
それに比べてうちの村で朝6時半から流れるラジオ体操の滑稽で不快なこと!
閑話休題。
イスラム圏のタイルは偶像崇拝を禁じたイスラム教の中にあるため、
モチーフを幾何学にしたものがつくられてきました。
モロッコやチュニジアでは美しいタイルが今でも伝えられ、
当社のタイルにモロッコ製が多いのもこの旅に来た理由。
街のそこかしこに観察され、その色は同じモチーフでもスペインの物とはどこか違います。
タイルは日本の家づくりではかわいさの演出で使われることも多いようですが、
イスラムタイルの場合はその渋さをしっかりととらえて使いこなせるようになりたいと、
さらに深みにはまるのでした。
ナチュラルリビングはイスラムタイルには生命力があると考えています。
それがイスラム教の歴史に紡がれてきた結果だと少しだけわかった気がします。
私は無神論者ですが、こんなタイルを見せられてコーラン聞いたら
神がかったものすら感じてしまいます。
異邦人を聞きながらイスラムのタイルに魅了されたいという人はここを↓ぽちっとな
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