データというものは気をつけなければなりません。
日本の住宅の平均寿命は26年だそうです。
へー。
皆さんの街を見てください。
都市田舎かかわりなく、30年どころか50年経った家たくさんありますよね。
だから我が社のこの工法で長持ちする家をつくりましょう!
ということへの枕ことばになっているわけです。
ちなみに、どんなにあなたがエコだ何だと考えてつくっても100年持ちませんよ。
だって、日本人の家に対する住まい方は流行の間取りとデザインを追っかけるわけですから。
土地にしがみつく国民性が変わらない限り、次の世代は平気で建て替えてしまうでしょう。
話を戻すとデータの切り方というのは本当に気をつけなければいけません。
他の例として「日本の住居戸数は世帯数を上回っているからこれからは中古住宅の時代。」
あれれ?
26年しか持たない住宅を中古市場で回すのですか。
確かに住居戸数は上回っているでしょう。
ぜひ東頚城の限界集落に来てください。
もう本当にとんでもない数の空き屋が売りに出ていますよ。
以前、食料自給率のトリックを説明しました。
私も工法の選定にあたってはデータなきものは採用しませんが
データというのは誰が測定しても不変な「数値」と
目的によって都合よく切れる「数字」の二種類あるのです。
なぜこのブログを書いたかというと、ある断熱材メーカーさんに実験結果を問い合わせていて
(前にも書いた実験箱の写真で「数値」に見えたものが「数字」だったのです)
本当に頭にきたからです。
国の研究機関ですら中立性のない中で何を信じればいいのでしょう。
*なお、数値と数字は数学的概念ですがここでは政治的に分けるという意味で使いました。
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